今回は、向井理さん主演の映画「僕たちは世界を変えることができない。」の原作者である 葉田甲太さんと、本映画の主題化を提供するRAM WIREさんの 対談をお届けします。
ボランティアでカンボジアに学校を建てた大学生のノンフィクション「僕たちは世界を変えることができない。」。等身大の記述が大反響をよび、俳優・向井理を主演に映画化される。
今回、原作者・葉田甲太氏と「僕セカ」のイメージを見事にとらえた主題歌「歩み」を歌うRAM WIREが対談。現在、医師となり都内の病院に勤務する葉田氏と、昨年結成10年を経てメジャーデビューしたRAM WIREの3人(女性Vo.ユーズ、男性Vo.MONCH、トラックメーカー&DJ RYLL)の共通するメッセージとは?
ユーズ:
みんなで原作を読ませて頂きました。
マネージャーさんが電車で読んでて泣いたってススメてくれて。
すぐ拝読したんですけど、もうホントに良かったです。
葉田:
褒められるのは苦手なんですが、ありがとうございます。
MONCH:
飾らない言葉がちりばめられていて、グイグイ引き込まれました。
人間って普段思っていることや感動さえも薄れてしまう、忘れてしまう生き物だというところまで書かれていて、すごく共感を覚えました。
ユーズ:
最初はボランティアで学校を建てた方だから、立派な志を持った方というイメージだけで見ていたんですけど。全部本音で、飾らない大学生の言葉で書いてあるから、なおさら共感できるんですよね。
私も作詞とかしていると、どこかでうまいこと言おうとする感覚が出てきたりするんですけど、葉田さんってカッコ悪いこともさらけ出す。下ネタとかもそうですけど。
葉田:そこは、あんまり書きたくなかったんですよ。
ユーズ:
(笑)。でもすごくリアルだと思うんです。
大学生とか、男の子ってそればっかりなんだろうなって(笑)。
葉田:
性欲マシーンみたいな。母親は真っ先に泣いていましたけどね(笑)。
——主題歌「歩み」は、<一歩ずつ 君らしくあれ>といったリアルな言葉が「僕セカ」のメッセージとハマっていますよね。
ユーズ:
すごくリアリティあるノンフィクションのお話だから、突き詰めていくとすごく難しくて、本当に何度も試行錯誤したんですけど、結局、背伸びしない等身大の気持ちで書いたこの曲が一番良いなと思ったんですよね。
葉田:
僕は、今しんどいこともいっぱいあって、なりふりかまわずやれば結果は出せるかもしれないけど、それが幸せなのか? という葛藤があるんです。
最初は必死に結果を出そうとしていたんですけど、すごく疲れてしまって。それで、自分の成長を喜びにすれば恒常的な幸せが得られると思っている中で、自分らしくあれということがすごく重要だなって。ブレない生き方ですごく良い。